「鬼滅の刃」は、家族を殺され、妹を鬼にされた少年・炭治郎が剣士となって鬼を倒す物語です。
これまで始まりの鬼である鬼舞辻無惨の配下、十二鬼月を次々と倒してきた炭治郎と他の剣士達。残るは十二鬼月の中で最も強い上玄の壱・黒死牟のみ。
それに挑むのは鬼殺隊の4名の剣士達!これを倒して無惨との戦いに挑むことができるのか?大注目の20巻です。
- 無一郎と玄弥の捨て身の攻撃、悲鳴嶼と実弥の連携攻撃で黒死牟の頸を落とす
- 黒死牟の記憶に蘇る日の呼吸の剣士・縁壱との過去
- 剣の天才である弟に勝てない嫉妬と焦りから全てを捨て鬼になったが、何も残らなかったと振り返る黒死牟
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目次
漫画|鬼滅の刃20巻(第170話〜178話)3行ネタバレ

鬼滅の刃の20巻には、9話収録されています。
「戦いの結末が知りたい」「鬼は倒せたの?まだ生きてるの?」と内容が気になる方のために、あらすじを簡単にまとめましたのでご覧ください。
170話|不動の柱
- 傷を負いながらも参戦しようとする無一郎、玄弥
- 痣の者の秘密が分かる
- 悲鳴嶼、実弥の連携攻撃
171話|変ずる
- 玄弥、体の修復のために黒死牟の髪の毛を喰らう
- 鬼化が進む自分を恐れる玄弥
- 連携攻撃で勝機が見えたかと思ったが、黒死牟も反撃してくる
172話|弱者の可能性
- 黒死牟の遠距離からの素早い攻撃で、一向に間合いが詰められない2人
- 実弥、攻撃を受けて倒れるが無一郎が救出
- 玄弥は物陰から戦況を伺い、勝つためにと黒死牟の刀を飲み込む
173話|匪石之心が開く道
- 当たらない攻撃に、黒死牟に攻撃を読まれているのでは?と考える悲鳴嶼
- 無一郎、ギリギリで攻撃を交わし黒死牟の体を突き刺す
- 重ねて、背後から玄弥が銃を放つ
174話|赤い月夜に見た悪夢
- 玄弥が放った銃弾と無一郎の剣によって、黒死牟の動きが止まる
- 黒死牟の脳裏に浮かぶ400年前の記憶
- 鬼となった黒死牟は双子の弟・縁壱に殺されるはずだった
175話|後生畏るべし
- 黒死牟が咆えると、体中から刀が出て全員飛ばされてしまう
- 無一郎も下半身を失うが、それでも喰らい付く
- 玄弥、血鬼術で再度黒死牟の体を固定し、柱2人が頸を狙う
176話|侍
- 頸を落とされても死なない黒死牟
- 刀身に写った自分の醜い姿を見て、縁壱の言葉を思い出す
- 「こんな生き物になってまで生きていたかったのではない」「ただ、縁壱になりたかった」
177話|弟
- 黒死牟と縁壱は双子で生まれたが、2人の扱いは差別されていた
- 稽古をつけてもらった黒死牟、稽古をつけずとも剣の才能を持つ縁壱
- 黒死牟は縁壱に嫉妬、憎悪の気持ちを持っていた
178話|手を伸ばしても手を伸ばしても
- どんなに鍛錬をしても縁壱には近づけないことへの焦り
- より強くなるために、無惨の誘いに乗って鬼になった過去
- 鬼になっても、縁壱が老いても、結局勝てなかった自分は何のために生まれてきたのか?自問自答する黒死牟
漫画|鬼滅の刃20巻(第170話〜178話)の感想

上弦の壱・黒死牟が強すぎて、なかなか戦いが終わりません。
ついに主人公である炭治郎が登場せず終わった20巻でしたが、主人公不在を忘れさせるくらい白熱した戦いが続いていました。とにかく、黒死牟の強さはこれまでの上弦の鬼の比ではありません。
まず、誰も知らなかった「月の呼吸」を使っていること。
呼吸を使うことによって、剣士達はスピードや攻撃力を上げますが、ただでさえ体力が底なしの鬼に呼吸を使われては、人間にしたらたまったものではありません。
おまけに月の呼吸の剣技にバリエーションがありすぎて、攻撃に転じるどころか、黒死牟の攻撃をよけるだけで精一杯。
炭治郎が感覚を研ぎ澄ませて「透明な世界」が見えるようになりましたが、黒死牟もこれが使えます。筋肉の動き等を見ることで、次に相手がどんな技を出すのかが読めるので、ますます鬼殺隊が苦戦を強いられます。
ですが、途中でそのことに気づいた悲鳴嶼が「透明な世界」の見方を極め、あまつさえ自分の血流をコントロールしてを黒死牟を霍乱するという離れ業をやってのけます。
何度斬られても動き続ける実弥といい、戦いながら進化し続ける悲鳴嶼といい、この2人は柱の中でもかなり超人的だと思います。
そんな2人に攻撃をまかせるため、我が身を犠牲にした陰の功労者・無一郎。
黒死牟に手を斬られ、「役に立ってから死ぬ」と足を斬られても、その後下半身を両断されても、黒死牟に喰らい付くことを止めませんでした。
残った左手で刀をしっかり握っていられるように、玄弥にしっかり剣と手を結んでもらって。玄弥と無一郎、刀鍛冶の里での戦い以降交流を深めていたのか、2人で助けあい、作戦も練っていましたね。
自分達2人が黒死牟をひきつければ、きっと悲鳴嶼と実弥がなんとかしてくれると。
玄弥は鬼を倒す=実弥を守れるというのが念頭にあり、リスクを承知で鬼の細胞を取り込む等こちらも捨て身の作戦でした。
2人の戦略が見事はまり、黒死牟の頸は落ちましたが・・・それでも即死しないあたり、さすが上弦の壱!19巻で描かれたのは、黒死牟が継国巌勝というひとりの人間だった時の話。
日の呼吸の剣士・縁壱と共に生まれたが、双子は不吉だからという理由で兄の巌勝は優遇され、弟の縁壱は冷遇されて育ちました。
幼い頃から剣の稽古をつけてもらった巌勝、彼自身もそれなりに強い剣士となりましたが、生まれながらの天才である縁壱はそれ以上に強く、巌勝にとっては目の上のたんこぶのような存在。
縁壱以上の強さを手に入れるために、全てを捨てて鬼になった黒死牟ですが、それでも老いた縁壱には適いませんでした。
本当は縁壱に倒されれば全てが終わるはずだったのに、とどめをさす前に縁壱が息絶えてしまったからです。巌勝の願いは、強くて、人格者であって、剣の道を極めた「縁壱になりたかった」だけなのに。
結局自分のやったことは、生き恥を曝しただけだったと気づいてしまった黒死牟、無一郎に刺された場所から体が崩れ落ち、絶命します。
巌勝が持っている嫉妬や憎悪を利用して、呼吸が使える者を鬼にしたいと無惨が巧妙にけしかけたことがきっかけで生まれた鬼・黒死牟。最後の最後まで自分の望みを適えることもできず滅んでいきました。
人間のままでいても幸せになることはできなかったと思いますが、鬼になったからといって幸福を手に入れられるわけでもありませんでした。才能のある人間が近くにいると自らの不甲斐なさに嫌気が指すのは、いつの世も有り得る話です。
巌勝が努力が嫌いで、不真面目な人間だったら、ここまでコンプレックスを感じることはなかったかもしれません。なまじ努力家で、生真面目な部分を持ち合わせていたからこそ、このような結末を迎えてしまったのでしょう。
できれば縁壱に殺されたかったでしょうが、縁壱程の力はなくても持てる力の全てを注いで挑んできた柱達に殺されたのであれば、黒死牟の悔しさも少しは晴れるはずです。
まとめ
最後の上弦の鬼・黒死牟をやっと倒せましたが・・・その代償はあまりに大きく、無一郎と玄弥は旅立ちました。強さというものは素早く剣を振り回せることでもないし、力強く剣で攻撃できることでもありません。
どんなに不利な状況であっても諦めないこと、その場から逃げないこと、そして攻めの姿勢を崩さないこと、20巻からはそのようなメッセージを感じました。皆さんはどう感じたでしょうか?
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